遠征最終日、そろそろ帰路に向かわなければならないので、再び和歌山市へ北上。
和歌山にて最後の一杯はどこにしようかと、幾つかある候補からなんとなくこの店を選択。
ナビ頼みで路を進めると、離合の困難な住宅地へ誘導され、こんなところに本当にラーメン店があるのかと。
取り敢えず車体をかすったりぶつけることなく、なんとか到着。
午後のアイドルタイムのためか、先客後客なし。
和歌山市の平均価格より50円高い「中華そば」を注文すると、
女性店主から「うちの麺は固いですけど大丈夫ですか?」と訊かれます。
個人的に、やわかろうが固かろうが、太かろうが細かろうがなんでもありなので、当然「はい」と答えます。
中華そば \650
待つこと数分、カウンター越しに渡されたそれは、おおよそ和歌山には似つかわしくない面持ち。
それは豚バラ肉のせいでしょうが、徳島ラーメンのような味付けはされていません。
スープは紅蘭@下松を連想させられる肉汁っぽい甘みのあるタイプで、
化調も効いているオールドタイプの味わい。さて、驚くべきは…
この極太麺。エッヂがあり表面がややザラザラとしていて、咀嚼するとブチッと噛み切れる歯応え。
下手すると半生ではないかと疑う人がいても不思議ではありませんが、
おそらくこれは相当に圧延された結果でしょう。
名古屋で言うところの「山本屋」の味噌煮込みうどんの麺を思い起こされます。
なんでもかんすいを使用していないとのことですが、中華麺らしさは保っています。
やはりスープだけでは頼りないところを、この麺が全体としてのインパクトを強めていると言えるでしょう。
それにしても、最後にこんな凄い麺に出逢えるとは…
この店を選んでつくづく良かったと思いました。
アイドルタイムだったので、きさくな女将が色々と話してくれましたが、
こちらはいわゆる分店で、本店は中之島にて弟さんが二代目として営業しているとのこと。
ただし、後から調べてみると、本店はかなり気紛れ営業だとか…
実はそちらの店の前の数回通過しても、常にシャッターが下りていました。
かわせ 田尻店
住所:和歌山県和歌山市田尻129-11 map
電話:073-472-9620
営業時間:11:30-21:00
定休日:無休
駐車場:あり
最寄駅:わかやま電鉄貴志川線 神前駅
創 業:1976年(本店1951年)
<忘備録>
・一回目(2010.03.22)
個人的嗜好
:
※決して評価ではなく、馬鹿舌による嗜好であり、
あくまでもチラシの裏ですのであまり参考にされないようお願いします。
それでも参考にして行かれる方は自己責任で。もしくは私が思うより格段に旨く感じられる可能性もあります。
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