のんき屋 福岡遠征第15弾 其の壱拾一

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 上下反転した「ラーメン」の文字が特徴的な店。 ところで、博多ラーメンのオプションアイテムの発祥と言えば、 擦り胡麻の「しばらく」、ニンニククラッシャーの「ふくちゃん」、 替え玉の「元祖長浜屋」、そしてこちらの辛し高菜など。 ちなみに紅生姜は、昭和初期に久留米のラーメン店にて使用されていたメンマが、 当時あまり質が良くなかったため赤く染められていたところ、 さらに価格高騰のためその代用として紅生姜を用いるようになったとのこと。 今でも「三九」は赤く染めたメンマを用いたり、 「東洋軒」はデフォで紅生姜トッピングだったり、 「南京千両」はメンマをしっかりトッピングしながら店に紅生姜を置かなかったり。



 ところで、「汚い」と「年季が入っている」って根本的に違いますよね? 一見綺麗そうでも、カウンター上の花瓶置きみたいな所に、埃が蓄積していた店もあったりしましたが…



 そこは正にトッピングのデパートメント(?)。0時から4時辺りがキムチ、4時から7時あたりが元祖と言われる辛し高菜 、7時から9時が紅生姜、9時から12時がボーッとしてスライスされた生姜と思って齧ると、すわこれニンニク。 辛し高菜とキムチに使用されている唐辛子は、風味が飛んでいるような、埃っぽい感じ。


ラーメン \400



のんき屋
所在地:福岡県福岡市中央区高砂2-9-21 map
電話番号:092-531-2901
営業時間:11:00-23:00
店休日:水曜日・不定休
駐車場:
最寄駅:西鉄天神大牟田線 西鉄平尾駅より徒歩9分700m
創  業:1959(昭和34)年

<忘備録>
・(2011.12.**)
 肝心のラーメンのお味の方は、見た目通りかなりライトな豚骨スープでありながら、 それでいて芳醇な豚骨の風味が保たれている印象。 もちろんのこと、辛し高菜等を味見したのは、ラーメンをある程度食べ進めてからであることは、 言うまでもありません。




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