満得 2回目 熊本遠征第一弾 番外編2

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ラーメン 満得
住所:広島県広島市中区舟入幸町25-20 map
電話:082-296-0523
営業時間:11:30-13:30(LO13:25) 18:00-21:30(LO21:15) ※スープなくなり次第終了
定休日:土曜日、日曜日、祝日
駐車場:なし
最寄駅:広電江波線 舟入幸町駅から317m
創  業:

<忘備録>
・二回目(2010.05.**)
 さて、もはや私が述べるまでもない広島の名店の一つ。 自家製麺、無化調の熊本ラーメンに加えて、写真撮影禁止、15歳未満のお子様連れ禁止など、 ちょいと小難しいことで有名でもあります。 そんな名・銘・迷店ではありますが、私自身広島在住にして、

恥ずかしながら、たった一度しか行ったことがありません。

取り敢えず、熊本で一通り食べてから再訪しようと考えていましたが、 予定していた熊本遠征が延びに延びてしまったので 、一昨年1月16日以来の訪問と相成った次第であります。 言わずもがな、ここの店主、珍豚香の元総料理長であり、 経営側の経費削減と、作り手側の味を落としたくないという反発から、離反して独立したのは有名な話です。 ちなみに、1999年頃の全国のラーメン本に、当時の珍豚香が広島を代表して紹介されていたりします。 さて、一昨年当初は、ゴテゴテの濃厚豚骨ばかりを欲していた嫌いから、 私の求めるものとはギャップがあったのが正直な話。 あれから2年以上の歳月を経て、ラーメンに対する視点も随分変わり、 更に熊本で一通り食べ歩いた後である今、ここの味の印象は如何に。


ラーメン \630

上の写真は、店主の父親が周防大島で営むみかちゃんのもの。 写真との違いを述べるとすれば、青葱の径がもっと小さい、チャーシューは豚バラロール×2、マー油は茶色というよりは透明な灰褐色、 ニンニクチップがもう少し大粒で量も多い、スープはもっと白っぽい、人気店のためか丼の釉薬がかなり磨り減っている、等々…

夕方の時間帯、先客なし。ラーメンを大盛りで注文。 配膳され、早速レンゲでマー油を隅によけながら、しばし豚骨スープのみを堪能。 シルキー且つミルキーなキメの細かい豚骨スープ。このスープは熊本のどの店よりも勝っています。 これに対抗出来るのは個人的な好みとは言え、黒亭力合店のみ (ここでは、熊本県内の非熊本ラーメンと、好来及び その は省かせていただきます)。 無化調でありながら、しっかりとしたコク。しょっぱくない。決してマー油にも負けない濃度。 またマー油も苦味を抑え気味。チャーシューは味がしっかりと染みており、トロ〜リとして旨い。 自家製麺は低加水の中細麺で、表面がツルッとしていて、程よいコシを残しているしなやかな角麺。 これは熊本にはないタイプで、むしろ広島寄りのベクトルと言えるかもしれません。 とにもかくにも、全体のバランスが素晴らしい。 ガツンとインパクト系ではないけれど、ここまでの繊細さを有する豚骨ラーメンってあったでしょうか。 しばし、記憶を辿ることとします。

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