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平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 新横浜ラーメン博物館(横浜市港北区新横浜2-14-21館長岩岡洋志)では、首都圏においてまだ紹介されていない、地域に根ざしたラーメン文化をもつエリアの店舗を、期間限定で紹介していく企画「Discover郷土ラーメン
みんなのふるさとラーメン第三弾」を、2010年3月6日(土)よりスタートします。その第三弾として紹介するのが首都圏初となる岡山県笠岡市にある笠岡ラーメンの老舗「中華そば
坂本」です。詳細につきましては以下をご参照ください。 |
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笠岡市は広島県福山市と隣接し、岡山県南西端に位置する瀬戸内海沿岸の港町です。人口は約55,000人で風光明媚な大小31の島々からなる笠岡諸島を含む井笠地方の中核都市で、天然記念物カブトガニの生息地として有名です。世界で1つしかないカブトガニ博物館では展示はもちろん、研究も行われています。 また、商工会議所が中心となり、「ラーメンのまち笠岡全国展開プロジェクト」推進委員会が設立され、笠岡ラーメンマップの製作・配布等、笠岡ラーメンを広める取り組みをおこなっています。平成21年秋には「ラーメンパラダイス笠岡」と題したラーメンイベントを開催し、他県からも多くの方が詰めかけました。 |
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笠岡ラーメンを一言で説明すると「鶏ガラスープの醤油ラーメン」ですが、全国的に見ても非常に特徴的なラーメンです。その特徴は、タレ・スープ・チャーシュー・脂とすべて「鶏」だけで作られていることです。しかもこの「鶏」は短期間で出荷する「若鶏」とは違い、のびのびと育てられた「親鶏」と決まっています。鶏ガラをじっくり煮込んだ淡麗(澄んだ)スープ、ブレンドした醤油で鶏肉を煮込んだタレ、その煮込んだ鶏肉を使った鶏チャーシュー、そして上質な鶏油と、まさに『純鶏』ラーメンなのです。また、ラーメンに添えられる、斜めに切られた幅広の青ネギも特徴のひとつです。 |
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笠岡ラーメンは、戦前からすでに十数ケ所の食堂で中華そばとして出されていました。元々、笠岡には最大で300軒の養鶏場があったことや鶏肉専門の精肉店も多く、安価で大量に手に入れることができたことから「鶏」を使用した中華そばが誕生したと言われています。中でも戦前に創業した「斉藤」(廃業)は、笠岡のラーメンに大きな影響を与え、独自のラーメン文化が誕生しました。この頃「笠岡の中華そばを食べるために汽車を下車する」と言われるくらい美味しいと評判だったそうです。その後、現存する最古の笠岡ラーメンの店「中華そば
坂本」が昭和33年に創業し、今も客足の途絶えない人気店となっています。その「中華そば
坂本」で修業した「一久」さらに「一久」で修業した「いではら」等が笠岡ラーメンの味を守っています。また一方では、その他の店も笠岡ラーメンの味をアレンジ・進化させて笠岡ラーメンを盛り上げています。 |
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「中華そば 坂本」の創業は、昭和33年。初代の勇さんは、鶏専門の精肉店を営んでいました。 そのお店の隣で奥様が、中華そば屋さんを始めるにあたり、勇さんが独自に作り上げた味です。 |
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店舗住所:岡山県笠岡市中央町34-9 営業時間:9:00〜15:00 定 休
日:日曜・祝日 創 業:昭和33年 店 主:初 代 坂本 勇(昭和2年生)
二代目 坂本英喜(昭和28年生) メニュー:中華そば(並)、中華そば(大盛) ス ー
プ:鶏のみの清湯 タ レ:鶏を煮込んだ醤油タレ (50年以上継ぎ足し) 具
:鶏チャーシュー、青ネギ、メンマ 麺 :低加水中細ストレート(切刃22番) |
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写真データ(ラーメン、人物、観光素材等)をご用意しています。お気軽にお申し付けください。 |
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